こんにちは、旅行好きの皆さん!2022年の冬休みは、中国人Youtuberヤンチャンの動画に触発されて、重慶に滞在してきました。大人女性旅に対して、私の場合は幼稚園児連れの母子旅行。このエリアの子ども向けのおすすめスポットや、注意点をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
重慶ってどんな街?
重慶は四川省の東、陝西省の南、中国内陸西南部に位置します。長沿岸部に造られた街で、どこからでも長江を眺めることができます。
国家歴史文化名城に指定されており、歴史的建築物が多く残されています。また、山城とも言われ、坂道と階段だらけの太る暇のない街です。
さらに霧の都と言われ、天気は基本的に曇りか雨です。実際1ヶ月の滞在中太陽を見たのは2回ほど、それも短時間でした・・・
子連れでも楽しめる歴史的有名観光スポット
6歳児を連れて旅をした私の個人的ランキングです。
1位:磁器口古镇 cí qì kǒu gǔ zhèn
古い街並みの中に造られた観光名所。たくさんの食べ物やお土産や、漢服の店が並んでいて、歩くだけでとても楽しいです。
福建省の土楼を思わせる造り
この漢服はここのお店で買いました。
途中、川劇や変面のショーをお手頃な価格で見られる場所があります。6歳の娘もそれほど怖がらずにちゃんと座ってみることができました。
2019年に成都に行った時にも見ようとしましたが当時4歳だった子どもが化粧した顔の人が怖いから嫌だと言って入れなかったので、子どもさんがあまりに小さいと厳しいかもしれません。(中国の子どもは慣れているのか小さい子もいましたが)
春節期間中は毎日イベントをやっていて、獅子舞や龍舞、民族舞踊や琴の演奏などがあるということで行きましたが、イベント会場は人が多くて、時間通りにも始まらず、結局少ししか見えませんでした。
人が多い時は子どもは後ろに立つと全く見えないので抱っこや肩車が必要になり、母子旅行ではかなり厳しいです。また、迷子の危険もあります。
私たちはイベント期間前と期間中の2回行きましたが、人出が全然違うので、子連れならイベント時は避けたほうがゆっくり楽しめます。
2位:十八梯 shí bā tī
階段だらけの老街。飲食店や土産屋が歴史的建築物の中に並び日が暮れると灯りが灯って、とても美しい!
映えスポットです。漢服を着た若い女の子がSNS用の写真を撮っている光景もよく見ました。
中にいくつか食事ができる店もあります。ここで食べた“燃面” ran mian という麺がめっちゃ美味しかったです!娘も喜んで食べてました。
階段だらけなので、ベビーカー移動には不向きです。確かエレベーターはなく、エスカレーターはありました。歩けないお子さんはベビーカーは持ってこずに抱っこの必要があります。
3位:山城巷历史文化风貌区 shān chéng xiàng lì shǐ wén huà fēng maò qū
灯会(ランタン祭り)に行ったところです。狭い石段沿いに風情あるお店が並んでいて、とっても雰囲気があります!おしゃれな雑貨屋さんやレトロな飲食店など、古き良き中国の文化を感じることができます。ここも映えスポットです!
ここも石段でしか上がれない場所なので、ベビーカーは持っていけません。2歳以下のお子さん連れなら抱っこで頑張る。自分で歩ける小さいお子さんも注意が必要です。
4位:洪崖洞 hóng yá dòng
長江のそばにある歴史的建築物。十八梯の規模を大きくしたような感じで雰囲気は似てました。
中にたくさんの飲食店と土産屋があります。1980年代を再現したフロア、2050年のイメージのフロアなどちょっと嘘くさい場所もあります。(笑)
1980年代エリアではレトロな遊びが体験できるコーナーがあり、と言っても輪投げや鉄砲で風船を破るなどの今も遊園地や祭り会場でやっている遊びですが、娘は輪投げをやって商品をもらって喜んでました。テレサテンの音楽が聴けるフロアもあって中高年に人気なようです。(入ってません)
ここも基本階段とエスカレータ移動なので、ベビーカーには不向きです。エレベーターはありますが、長い時間待つ必要があります。石の階段は危険なので、歩きがしっかりしていない小さいお子さんは注意が必要です。
5位:解放碑步行街 jiě fàng bēi bù xíng jiē
若者に人気のウォーキングストリート。ショッピングモールに囲まれた場所にたくさんの屋台が
並んで、食べ歩きが楽しいです。
中国の熱気を感じることのできる場所です。モールにはいろいろおしゃれな店が入っています。食べ歩きに疲れたらカフェに入って休んだり無印良品など日系のお店もあって、買い物にも
いい場所です。
2週間泊まっていた民泊に近かったこともあり、子連れながら夜に食べ歩きを楽しんだりしました。
子ども大喜び!楽しい遊び場のあるショッピングモール
1位:龙湖重庆时代天街 lóng hú chóng qìng shí dài tiān jiē
巨大なショッピングモール。ユニクロ、無印、ZARA、スタバ、マックなど日本人に馴染み深いショップから子どもの遊び場が複数あります。
娘が大喜びしたウサギお散歩カート
滑り台やアスレチックなど種類豊富で子どもたち大興奮のプレイランド。アイススケートリンクもあります。地下鉄の駅を出て直結で行けるのも便利!
2位:来福士 lái fú shì
特徴的な建物と、恐怖の展望台で有名なモールです。ここに、とんでもなく美味しい高級日本料理屋がありました!
寿司盛り合わせ238元
ネタが大きくて新鮮で、舌がとろける〜。本当に幸せになるくらい美味しくて雰囲気もサービスも最高のお店でした!
子どものプレイランドもあります。地下鉄直結で便利!
3位:万象城 wàn xiàng chéng
回転寿司や味千ラーメンもあります。子供向けのプレイランドもあります。
重慶にはショッピングモールがたくさんあって今日はどこに行こうかな〜と迷うほどでした。
ただし人気観光スポットの解放碑步行街の周囲にも複数のモールがあるのですが、私が入ったり調べたりした限りでは子どものいい感じの子供の遊び場がありませんでした。
日本から来る方は無印や寿司を探さないかもしれないですが、もちろん火鍋や江湖菜といった地元の美味しいものもたくさんあります。
ただし、重慶の地元料理は90%辛いです!
重慶料理は基本辛い!辛くないものを注文したい時の中国語
中国西部(四川、重慶、甘粛、寧夏あたり)の料理は基本的に辛いです!なので、こうした地元料理を食べてみたい方は辛さ選びに注意。
子どもさんが食べる場合や辛いのがダメな人は、しつこく
哪个是不辣的? nǎ gè shì bu là de ?
「どれが辛くないですか?」と聞いて、
さらに
不要放辣椒,山椒 bu yaò fàng là jiāo ,shān jiāo
「唐辛子と山椒は入れないでください」
一点点辣也不要 yī diǎn diǎn là yě bu yaò
「少しも辛いのはいらないです!」
と言った方がいいです。
ここらの人はピリ辛が基本で、少しも辛くないのは美味しくないと思っているので(多分)ホゲーっとしているとピリ辛くらいにはなってしまいます。山椒もピリリと結構キツいんですよね〜。
店員さんの「这个不辣」(これは辛くないよ)は信じてはいけません!(笑)
先ほどのようにしつこく辛さ確認をしたうえ、子供に食べさせる場合はまず親が毒見(辛さチェック)をしましょう。地元料理の場合です。西洋料理や日本料理はもちろん大丈夫です。
これはピリ辛牛肉麺
ここらのピリ辛は決して日本人にとってのピリ辛ではないので、要注意です!辛さレベル日本基準の10段階7くらい!(辛いのが苦手な方の私の判断です)
激辛度ゴジラ級は、、、重庆小面!!
私は西安の隔離ホテルで一度何も知らずに食べたんですが、一口で火を吹きそうになり、2口でギブ。スープは真っ赤の地獄色・・・辛いの大好きな方は挑戦してみてください・・・
中国在住の方で重慶に来たら絶対に行って欲しい完全日本式の温泉
今回の重慶旅行で一番良かったのが、完全日本式の温泉に出会えたことです!
南山・海昌汤都 nán shān ・hǎi chāng tāng dōu
中国の温泉は水着着用、男女一緒のプール的なのが普通ですが、ここは、裸で男女別の完全日本式です!珍しい!ありがたい!嬉しい!
脱衣所から浴場、休憩室に至るまで日本の温泉施設完コピ。
画像:Ctrip
フロントから脱衣所へ行くまでの廊下のあの匂いも一緒!(分かりますよね?)やっぱお風呂は裸でなくっちゃ〜!
ただ、中国人は慣れていないので、係員が浴場の入り口に立って「髪をゴムでまとめてください!』(持っていない人にはゴムを渡している)「まずそっちの洗い場で体を洗って!」「長湯はしないで!」などとうるさいです(苦笑)
お風呂はジャグジーの寝湯、泡風呂、樽のお風呂、露天が二つ、アカスリ、塩サウナ
アカスリのおばちゃんが入浴している客に時々大声で「アカスリする人いないか〜?」と聞きにきます。それが「火事だ〜!」くらいの大声でびっくりする(冷や汗)
こういうところに中国を感じつつも暖かくて広いお風呂はやっぱり最高です!
さらに、ここのすごいところは、ビュッフェの食事が最高に美味しい!!!
中国の温泉施設でダントツNo.1!(私の中でですが)
牡蠣のチーズ焼き。あ〜嬉しすぎた。刺身、貝、そば、天ぷら、カレー、煮魚、スイーツ・・・どれもこれも美味しすぎる。
ただ、山の中にあるので旅行者にとっては交通がやや不便です。市中心部から行くにはバスを乗り継ぎ1時間ちょっとかかります。タクシーは行きは大丈夫ですが、帰りはDiDiで呼んでも応答なし。施設の前から出ているバスで帰る以外ありません。
それでも行く価値あり!
浴衣の貸し出しもあって、春節期間中は浴衣で撮影する中国の若い女の子や子どもさんがたくさんいました。
注意点なんですが、重慶のバスの乘车吗と言われる乗車QRコードを使うには、中国の身分証番号を入力して登録が必要です。2022年1月時点で中国の身分証以外の選択項目はないので外国人は登録できません。Wechatや支付宝の通常の支払いコードでは払えません。
なので、懐かしの、現金1元が必要!重慶のバスは一律2元です。
私はどこかのレジでお支払いした時に100元札を10元と1元紙幣に交換してもらってたくさん持ち歩いていました。
以上、とても一度には伝えきれない魅力満載の人気観光都市、重慶!
中国在住の方でまだ行っていない人はぜひ今度の休みに検討してみてください。もちろん日本からの旅行でもオススメです!!
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