四川省のおすすめ観光地都江堰 パンダもいて子連れに最適!

中国旅行

2023年の夏休みも四川省へ来ました。
2019年に中国西北部に住み始めてから四川へ来るのは3度目です。緑の少ない砂漠地帯に住んでいるため、猛烈に緑が恋しくなり、四川省は山や森林が豊富でみずみずしい木々がたくさんあるので、それを求めて来ているところがあります。

四川へ行くなら都江堰(Dūjiāngyàn)へ!

四川省ならまず成都へ行く人が多いと思いますが、実は隣町の都江堰市(Dūjiāngyàn)にも見所がたくさんあります。そしてここは、子どもが喜ぶものがたくさん!四川と言えばパンダ!実はパンダが見られるのも都江堰です。子ども連れならぜひ都江堰へ足を伸ばしましょう。

アクセス:成都の西北に位置し、成都から都江堰は犀浦という地下鉄の駅から都江堰駅まで高速鉄道で20分。高速バスで約1時間です。

都江堰の見どころ1:古代の水利、都江堰景区

大きな川があります。ここは古代の水利、灌漑施設だったそうです。水量が多く、流れはかなり激しく迫力があります。

この川を囲むように老街(店が並ぶ小道)が作られています。

私たちは川沿いのこの四川料理レストランで食事をしました。

夜はライトアップされて観光のピークとなっています。


門がまえがかっこいい南橋

このエリアは世界遺産であり、中国国家級風景名勝区です。

ここへはバスで行くことができますが、夜は夏でも6時半頃に最終なので、夜景を見てからなら最寄りの駅まで歩いて電車に乗るか、タクシーに乗るしかありません。観光シーズンはタクシーがなかなかつかまらないですしDiDiで呼んでもすぐには来ないので注意が必要です。

ちなみに高速鉄道駅がある离堆公园駅には巨大なパンダのオブジェがあり、有名な観光スポットになっています。電車の待ち時間はここでゆったり過ごすのもありです。

 

都江堰の見どころ2:幽玄な道教のお寺がある緑豊かな青城山

道教のお寺がある山で、ここも世界遺産になっています。前山と後山があり、前山が観光地のメイン、後山はより大自然を満喫できるようです。道教発祥地の一つとして知られているそうで、かなり歴史を感じる寺の数々を見ることができます。

幽玄道士、霊玄道士(来来キョンシー)の世界です。この山は霧が多く深い山で、幽玄な空気が漂っています。

山頂まで1600mとさほど高くはない山ですが、登山道が全て石段になっており、かなりハードな登山になります。小さい子ども連れや体力に自身のない人はやめておいた方が無難です。


山の中ほどの売店に商品を運ぶおじいさん。すごいですよね。

ロープウェーがあるんですが、ロープウェー乗り場まで入り口から1200mも歩かないといけません!ここまでも石段登りまくりでかなりハードでした。

子どもや体力のない人向けに途中の石段のところで籠屋が待機しています。

娘は靴ずれが痛いとか言っていたのもあって乗せてもらいました。子ども料金で180元。

この池の向こうがロープウェー乗り場。

この船は向こう岸へ渡るだけです。歩いても行けます。

所々お茶屋さんや食事処があります。

途中食事もし、7歳の子どもを連れてたびたび休憩しながら4時間ほどで散策できました。私たちは行きは途中からロープウェイに乗り、下りは徒歩にしましたが、下りも全て石段だったので足にかなり衝撃があり、股関節ガクガク、ふくらはぎがパンパンになって3日間ひどい筋肉痛でした。

ていうか土の道ならここまで足は痛くなりません。石段なんか敷き詰めているから余計足には悪いです!逆ルートで上りを徒歩で上がってきている人たちに何組か出会いましたが、もうゼエゼエでしたね。普段かなり運動していて足腰に自信がある人や登山慣れしている人以外は上りはロープウェイにするのが無難です。本当観光地とは思えないキツさでした・・・。

でも幽玄な深い山と歴史ある道教の寺の建物が幻想的で、素敵な場所でした!森林浴にもなったし道教の趣を知ることもでき、行く価値ありの場所です!

登山の後に温泉はいかが

大学で登山していた時、いつも下山してから温泉や銭湯に行っていました。

青城山の麓にも素敵な温泉施設があります。天然温泉ではないですが、山の中に露天風呂がいくつもあり、大自然の中でゆったりできます。中国のほとんどの温泉施設はプールのような感じで水着着用の混浴です。温度もぬるめのものが多いです。食事処はありませんが、近くのホテルで食事をすることもできます。

都江堰の見どころ3:パンダを見るなら熊猫谷

四川省といえばパンダですよね!四川省でパンダを見られる場所は私が知っているのは以下の3つ、成都大熊猫繁育研究基地(成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地)、熊猫楽園、熊猫谷です。成都大熊猫繁育研究基地は成都市成华区、他の2つは都江堰市にあります。

中国語でパンダは熊猫です。

私は2019年の国慶節に成都大熊猫繁育研究基地に成都市からの日帰りツアーで行きました。大型連休ということもあり人が多すぎてパンダより人の頭をみたような気がします・・・。ここはパンダとの距離が少し遠かったと覚えています。

熊猫楽園は行きませんでしたが、パンダの数もそれなりに多いようです。ここでは今回行った熊猫谷をご紹介させていただきます。

熊猫谷へは市バス14路で行くことができます。タクシーでも大丈夫です。私たちは行きは民宿の近くからバスに乗り、帰りはタクシーを拾いました。

成人は入園料55元、事前にアプリなどでも購入できますが、いつも利用してるCtrip(携程)アプリでは中国身分証の入力が必要になっていたので、買わずに行きました。入り口にウィチャットのQRコードがあり、それをスキャンして購入できます。子どもは身長130cm以下は無料です。

2023年現在の中国の観光地の入場チケットなどはCtripなどの民間の旅行アプリではほぼ中国身分証がなければオンライン購入ができなくなっていますが、各観光スポットのウィチャット公式ミニプログラムや公众号ならパスポートでも購入できます。事前予約が必須の場所以外は入り口にQRコードが表示されているのでそれをスキャンするのが簡単です。

熊猫谷の敷地はさほど広くなく、2時間ほどで回れました。

レッサーパンダは一番奥にいます。

山の中に作られていて、大自然で極めて自然に近い状態でリラックスしているパンダやレッサーパンダを見ることができます。柵は大人の胸くらいの高さのものがあるだけで、動物園のようなガラスもなく、かなり近くで動物を見ることができます。写真もきれいに撮れます。数は多くありません。

赤ちゃんパンダはいなかったので、赤ちゃんや子パンダを見たい方はジャイアントパンダ繁殖研究基地へ行った方いいです。あそこは飼育数も多く、子パンダもいます。

美しい山の自然で、パンダ以外にも目の保養になります。新鮮な木々の空気が気持ちよかったです。

入り口付近には食事ができる店もいくつかあり、パンダやレッサーパンダのぬいぐるみなどを売る土産物屋がずらっと並んでいます。

これは市バスの中。成都や都江堰は街中パンダだらけです。パンダが夢に出てきそうです。そのためか、娘はパンダよりレッサーパンダが可愛いと言ってレッサーのぬいぐるみを購入しました(笑)。

人でごった返していて敷地も広く歩き疲れる繁殖基地より、小さい子連れならこっちの方がのんびり簡単にまわれていいと私は思いました!

都江堰の見どころ4:ノリノリの波のプールが楽しい融创水世界

観光名所ではないですが、今回の私たちのお目当ての1つが室内プール、水世界でした。2年前に行ってとても楽しかったので、今回ここに徒歩で行ける距離の民宿を取りました。前回は成都市内に宿泊していて、ここに行くのに地下鉄と高速鉄道、バスを乗り継いで片道2時間半もかけて行かなれけばならなかったので、今回は都江堰にも宿泊することにしたのです。

波のプールで波が出る時間になると、大音量のクラブミュージックがかかり、ステージでお姉さんたちが踊ります。日本にはないこのノリがめちゃくちゃ楽しいんです!さらにタイの民族舞踊ショーや水上ジェットショーがあったりします。

他にも専用の浮き輪に乗って流される流れるプール、子供用のスライダーなどがあるプレイプール、120cm以上または130cm以上からの各種スライダーがあり、2年前は5歳でまだどの大型スライダーもできなかった娘も、今回身長123cmになっていたので一緒にスライダーを楽しむことができました。

2階には温泉エリアがあり、冷えた体を温めることができます。カフェテリアも4つほどあって食事や休憩もできます。

水着、サンダル、タオル、携帯カバーは持参必須です。売店でも売っています。日焼けの心配のない屋内ですが、天井が高くて開放感があり、水も清潔です。

私たちの場合は住んでいる場所が田舎でこのような大型プールもないので都会に旅行に来る目的の1つが子どもの遊び場でもあるんですが、都会や日本から旅行に来られる場合も観光地巡りだと10歳以下の子どもは退屈して不満を言ったりすると思うので、観光の合間にこうした子どもが楽しめる遊び場に連れて行くことも必要ですよね!

隣には遊園地もあります。不思議の国のアリスがテーマのようだけど中華テイストも満載のこの遊園地で帰る直前に”走るアルパカ”にぶっ飛ばされて顔を怪我しました・・・。閉園時間より1時間早く動物コーナーの動物たちは帰宅(それもお客さんがいる園内を普通に走って宿舎へ戻るという・・・)ので、夜までいる場合は周囲に注意しましょう・・・。

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