九寨溝と一緒に行きたい黄龍への行き方と注意点【2023年版】

中国旅行

私たちは九寨溝に2泊して、同じく世界自然遺産である黄龍にも行ってきました。ここでは黄龍への行き方と注意点をご紹介します。

黄龍とは

中国や世界の絶景に興味のある方ならこのような写真を見たことがあるかもしれません。黄龍は近くの玉翠山(標高5100m)から伸びる渓谷で、たっぷり含まれた石灰成分によりこの独特の美しい色合いを醸し出しているそうです。黄龍の標高は入り口で3100m、最も高いところで3556mあり、がっつり登山気分を味わうことができます。

透明な水から透けて見える地面が黄色くなっています。なるほど黄色い龍っぽいですね。

九寨溝と同じ世界自然遺産で九寨溝から車で2時間ほどの場所にあるため、一緒にまわる人が多いです。

黄龍への行き方【2023年版】

九寨溝からバス

黄龍は九寨溝から車で2時間ほどの場所に位置しています。ツアーで行くこともできますが、個人で行く場合は九寨溝からバスが出ています。成都から九寨溝の直通バスはパスポートでは携程アプリでオンライン購入できなかったのですが、九寨溝から黄龍へのバスは購入できました。(よくわかりませんね…)携程では使用する1日前までに購入となっているのでご注意ください。

バスチケットをオンライン購入すると前日の夕方ごろガイドから電話がかかってきて、宿泊先から最も近い集合場所と時間を知らせてくれます。バスターミナルより東側の宿に宿泊していた私たちは「郦湾度假酒店」の向いのバス停が集合場所でした。

この「郦湾」が聞き取れなくて聞き間違いがあったらいけないので念のためSMSでメッセージをお願いしました。文字を見たら案の定聞き間違っていたので危なかったです(汗)。聞いたことのない固有名詞を外国語で聞き取るのは上級者でも難しいですよね。というか中国人でも当日集合場所を間違えている人がいました・・・。こういうのは電話でなくてテキストメッセージにして欲しいものです。

2時間ほど走り、到着したのは10時ごろだったと思います。帰りのバスは3時半に集合と言われました。大体5時間ほどの観光時間が与えられました。

黄龍の周り方

黄龍には九寨溝のような観光バスはありません。全行程徒歩か上りロープウェイ、下り徒歩のコースになります。全行程徒歩は山慣れしている人か体力に自信ある人向け。普通はロープウェイを選びます。

まずロープウェイに乗る

バスを降りたらまずロープウェイに乗ります。


ロープウェイ乗り場へと続く川沿いの道

横を流れる川の水がもうめちゃくちゃきれいです!この川沿いの乗り場へと続く木の屋根がある道ですが、外国人はここで並ぶ必要ありません!乗り場近くの小屋のようなところへ行ってパスポートを提示してチケットをもらいます。Wechatの公众号“阿坝旅游网”でオンライン購入したチケットもここで紙のチケットに引き換えが必要です。(2023年現在)

中国人は身分証スキャンで自動改札を通るための列に並んでいるので、同じ列に並ばないように注意してください!紙のチケットをもらったら列に並ばずに乗り場の改札の人がいるところへ行って見せれば通してくれます。

ロープウェイ降り場から最高峰で最大の見どころ五彩池へ

まあまあ高速のロープウェイを降りたら歩いて最大の見どころ五彩池へ。大人の足で40分とありますが私は7歳の子ども連れだったので1時間くらいかかりました。しかもここが最初にして最後の上りがあります!しかも標高は3300m超えてます。いきなりしんどいです!

 五彩池

一番の見どころ五彩池は遥か遠くに見えて、だんだん近づいてきます。最終的には目の前まで行くことができます。

道はすべてこのような整備された木の遊歩道で歩きやすいです。しかし階段登りはやっぱりきついです。五彩池に近づく前にお寺があるのですが、そこで休憩がてら昼食を食べました。黄龍にはレストランなどはなく、売店はありますが大したものは売っていないので昼食は持参しましょう。

エネルギー補給してもう一踏ん張りと歩き出し、五彩池に到着。最高峰3556mです。

スマホの写真では伝えきれない息をのむ美しさです!天然のプールか温泉のような形のくぼみに溜まったスカイブルーの水。遠目ではスカイブルー、近くではエメラルドグリーンっぽいです。周囲の高山の雄大な景色と相まってそれはそれは神秘的で美しい。ちょっと大変ですが見る価値はあります。

五彩池からひたすら下りながら他の池をみる

五彩池を満喫したらあとはひたすら下りです。下りながら所々に現れる美しい池や滝を見ていきます。

見晴らしは素晴らしいです。登山好きにはたまりません。

所々現れる池は似たり寄ったり(なんて言わないでください笑)。

生き物の姿はありません。昔パンダが生息していたらしいですが、パンダってこんな高山にも生息できるんですね。

途中で分かれ道があり、一方は「路较短,景点较少」(道は少し短くなるが見どころ少なめ)とありますが、そちらを選ぶと本当に木々に囲まれた道をひたすら降りるだけになるのでオススメしません。バスの集合時間に間に合うか心配になっていたのでこの道を選んだんですが、つまらないので途中でまたメインルートに合流できる場所で結局戻りました。美しい水を見ずにひたすら山を下っても意味がないですね。

全行程5時間。がっつり登山感のあるかなりハードな観光コース

朝10時ごろ入り口に到着して午後3時15分ごろ出口に戻ってきました。ロープウェイ乗り場で並んだ時間と昼食、休憩及び写真撮影の時間も入れて7歳児連れで5時間ほどです。でも五彩池までにすでに時間を使っていて下り一時焦ったので、6時間くらい欲しいなと思いました。

九寨溝より標高も高いですし、徒歩で登りあり、下りは全部徒歩になるため、かなりハードです。小学生以下の幼児連れや体力に自信のない人はやめておきましょう!

高山病対策は健康な人ならいらないと思います。酸素を持ち歩いて吸っている人を見かけましたがチベット族の人曰く、酸素吸入は依存性があるので高山症状が出ていない時に吸うのはよくないそうです。

前日しっかり寝て、食べて、当日水分補給をしっかりしていれば問題ないと思います。ただ普段あまり運動していない人はふくらはぎ筋肉痛は覚悟しましょう!

宿に足湯セットがありました。疲れた脚に効きます。(写真は娘の脚です)

入場チケットやバスチケットの購入方法などは変わる可能性がありますので訪問時に最新の情報を確認してくださいね!

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