中国でのホテル・民泊の選び方 外国人が泊まれない宿に注意!

中国旅行

中国では外国人が泊まれない宿がある

まず大前提として、他の国ではあまり考えなくていいことなんですが。
中国では外国人が泊まれないホテル・民泊があります。

中国では外国人を宿泊させるためには宿側で国に申請して資格を取る必要があるそうで、それをとっていない業者が多いからです。ホテルでは3つ星以下は外国人宿泊不可が多いと聞きます。私の印象では値段の割にすごい良さそう〜中国らしい風情があって素敵!と思ったコスパ最高ホテルに外国人宿泊不可のものが多いような・・・気もします。

あと、宿泊OKなのですがホテルのキャンペーンで割引価格は中国本土の人だけ対象というのも何度か見たことがあります。外国人は正規の金払えや、ということなんですね・・・(悲)。

中国は何かにつけて本土の中国人と香港マカオ台湾の人、外国人と3つのカテゴリーに分類して差をつけてくるので、世界的チェーンや5つ星以外のホテルに宿泊したい場合はまず外国人宿泊OKなのかどうかを調べる必要があります。

この「外国人」というのは中国の身分証を持たない人のことを指しているので、中国に何年住んでいようが関係ありません。中国における身分証がパスポートの人はここに当てはまります。

Trip.comやAgoda,Booking.comなど外国人向けホテル予約サイトではおそらく外国人宿泊可能なホテルのみ掲載しているので気にしなくても大丈夫だと思います。注意すべきは中国国内の予約サイトを利用する場合です。

Airbnbが使えない中国で民泊を予約する方法

重慶のお気に入りの民泊

私は中国国内旅行をする時、なんせ子どもも私も休暇が長いので2週間から1ヶ月滞在しています。長期だとホテルはやはり割高なので、ほぼ民泊を利用しているのですが、2021、2022年夏までの厳しいコロナ 政策下で旅行した時と2023年夏現在ではちょっと事情が変わりました。

民泊の予約には以前は”Airbnb” を利用していましたが2022年7月30日で中国から撤退してしまいました。その時に8月以降の予約はエアビが使えないのでオーナーから”美团“や”途家民宿“を使って欲しいと言われました。掲載されている宿は大体同じようです。それで今回は”途家民宿“を利用して予約しました。

民泊もまずは外国人宿泊OKかどうかを確認する

民泊にも外国人お断りのところがあります。

ゼロコロナ政策時の話ですが、airbnbでは部屋紹介ページに仅限大陆旅客 や 仅限所持大陆身份证、不接受外宾 などと 書いてあれば外国人お断りです。書いていなくても、念のためまずオーナーに「请问你们接受外宾吗?(外籍客人)」などとメッセージを送って外国人受け入れ可能かどうかを確認したら、ページにお断りの記載がなくても断られた宿がいくつもありました。

そのため私はまず宿泊予定日と地域で検索条件に「外宾」という項目があれば必ずチェックして
外国人お断りの宿を外して検索し、検索条件にない場合も気に入った宿が見つかればまずそこを確認してお気に入り登録するようにしています。

2023年”途家民宿“では検索項目に「特殊要求」→「接待外宾」をチェックできるようになっています。ここにチェックを入れておけば外国人宿泊可能な民泊しか表示されません。

 

コロナ政策時はまずオーナーにメッセージを送って返信の感じから外国人だのPCRだの細かいことをあまり気にしていない印象を受ける人の宿を選ぶようにしていましたが、今は最初から受け入れOKの宿だけを選ぶことができるようになったので、随分気が楽になりました。

メッセージの返信が早くて誠実なオーナーの宿を選ぶ

コロナ政策時は予約する前に外国人受け入れ可能かどうかとかPCRの要求などについてメッセージを送っていたので、オーナーの返信のスピードや誠実さをチェックしていました。

返信が早い人は、予約後に何かあった時や宿に向かっていて道に迷ったり困ったことがあった時の
対応も早いです。中国語ができない人は英語対応可能と書いてあるオーナーの宿を選ぶ方がいいですね。

今はそんな必要はありませんが、サイトにオーナーの返答率が記載されています。返答率90%以上、あとはレビューをざっと読んで参考にしています。レビューは必ず目を通します。

民泊なら大抵キッチンがあります。

人気のエリアや駅近物件では安すぎない宿を選ぶ

私は快適に滞在したいので大体1泊200元〜500元くらいの綺麗で広めの部屋を選んでいます。

価格はもちろんエリアによります。人気の観光地や繁華街に近いエリアなら当然高くなりますが、そのようなエリアであまり安い宿を選ぶとかなりボロくて清潔じゃない部屋に当たる可能性があります。部屋の内装だけはおしゃれに綺麗にしている場合がほとんどなので、ボロさは写真だけではなかなかわかりません。

安すぎるというのは人気エリアにも関わらず200元前後です。(2023.7月現在で3800円程度)

一度重慶の人気繁華街の250元くらいの民泊に泊まりましたが狭い部屋でベッドがじめっとしていて匂うし日当たりが悪く、オーナーもバタバタしていて不快になり、連泊の予定だったのをキャンセルして別の宿に移ったことがあります。

今回も成都の中心人気繁華街「春熙路」徒歩10分で230元の部屋に泊まったのですが、建物が非常に古くて外観、周囲、廊下、エレベーターがかなりボロかったです。部屋の中はリフォームで綺麗にされていて快適に滞在はできましたが、エアコンが古くて音がうるさかったです。

街の中心エリアに宿泊するなら少し高めの部屋にするか、少し離れたエリアに宿泊するのがいいです。交通が発達しているので特に朝早くに行かなければいけない用事があったり、夜電車がなくなる時間まで繁華街で遊ぶつもりなどの理由がなければ繁華街ど真ん中に宿泊する必要もないです。

普段は子ども連れなので夜遊びするわけでもなく、それより安眠できる静かな環境を優先しています。今回は九寨沟行きのバスの出発が朝早いのでその集合場所に近いところに宿をとったという理由があります。

子連れの長期滞在なので部屋の快適さは重要です。長期滞在だからこそ毎日朝から晩まで外出しているわけではなく、部屋に滞在する時間も長くなるのであまりに安いところは選ばず許容範囲の価格できれいでオーナーの対応がいいところを選んでいます。

西寧のチベット文化を思わせるインテリア

窓辺の椅子に座って中庭を眺めながらパソコンをしたり。中庭で太極拳をしている人を見ると中国だなあ〜と感じます。

民泊なら暮らすように旅することができる。

成都のある民泊の下のおしゃれな通り

観光客しかいないホテルと違って民泊は普通のマンションやアパートの1室である場合が多いので、人々の暮らしに混ざることができます。移住の下見にもいいですね。

キッチンがあるので簡単な料理をしたり、外卖(デリバリー)を頼んだり暮らすように滞在できます。観光するだけでなく、宿の近くの通りをブラブラしたり気になったお店にふらっと入ってみたり。公園で人々の様子を眺めたり。

私の場合は中国の田舎に住んでいるので、住んでいる街にはないおしゃれなものや輸入品を見つけてテンション上がったりしてます。

地元の暮らしを体感してみたい方、少しでも安く宿泊したい方は民泊も選択肢に入れるのがオススメです!

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