こんにちは、武術やカンフー映画が好きな皆さん!
少林寺といえば、日本人にも馴染みの深いカンフー映画が多くあります。ジャッキーチェンの『少林寺木人拳』ジェットリーの『少林寺』アンディラウ主演『新少林寺』など。私も子供の頃から大好きでよく見ていたし、最近見た”泣ける少林映画”と言われる『新少林寺』は本当に泣けました。
そんな中国武術、カンフー好きなら一度は行ってみたい本場少林寺。私の個人的な体験をもとに、少林寺への効率的なアクセス方法や観光スポット、注意点をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
少林寺へのアクセス
少林寺の所在地
- 所在地: 河南省登封市
- アクセス:少林寺は省都の鄭州と洛陽の中間に位置し、両都市からアクセス可能です。
鄭州か洛陽からバスで登封へ
- 鄭州から
- 郑州长途汽车中心站から直通バスで1時間半、料金は28元。
- バスチケットは窓口で購入。外国人はパスポートの提示が必要。
- 30分に1本運行
- 洛陽から
- 洛陽からも登封行きのバスが運行されており、約1時間半、料金は35元。
- 本数は1日4本と少なめ
登封からマイクロバスで少林寺へ
長距離バスを降りた後のアクセス
マイクロバス
- 登封汽车总站から少林寺行きの中型バスが出ている。
- 1人5元、30分程度
- 料金は乗車してからWechatやアリペイで支払えばOK。
- 帰りも出口から出て右へ曲がると道沿いに中型バスが停車していて「登封!登封!」と呼び込みしている人がいるので、そこから乗車。
タクシー
- 登封汽车总站から少林寺まで40元。
- 帰りはタクシーを捕まえるのは難易度高い。
日帰りツアー
鄭州や洛陽から日帰りツアーが出ています。
中国の旅行アプリ携程(Trip.com)では現在身分証の関係からか、外国人お断りのツアーが多いので事前に確認するなど注意が必要です。Tripadvisorなどにもプライベートツアーがあります。
少林寺へ行くまでの注意点
少林寺景区の観光ポイント
チケットの購入
中国身分証がないと基本的にアプリなどのオンラインで買えないので、現地窓口で購入します。
少林寺景区の入場料は大人80元、140cm以下の子どもは無料です。(少林寺常住院+塔林+武術ショー込みの料金)
観光ルート
少林寺景区は少林寺、武術館、塔林の3つに分かれています。
ルート1(徒歩)武術ショー目当て、時間があまりない人向け
入り口→武術館→少林寺常住院→塔林→出口に戻る
入り口から武術館、少林寺常住院へは歩いても全然楽に行けます。少林寺と塔林を見て回るのは1.5時間から2時間くらい、武術館でショーを30分見ても3〜4時間程度で観光を終えることができます。
武術館のショーの会場
常住院の近くにある武術館で武術ショーを見ることができます。
上演時間:9:30,10:30,11:30,14:00,15:00,16:00,17:00 (2023年10月時点)
建物内にはお土産屋もあります。
カンフーショーは一見の価値ありです!娘も感動してました。
武術館近くにある舞台
観光シーズンで天気のいい日などはここで屋外カンフーショーもあるみたいです。私が行った日は屋外ショーはなく、子どもたちがカンフーごっこをしていました。他にも撮影スポットがいくつかあって子どもが遊んだり大人たちもカンフーポーズで写真を撮っていました。
私たちは観光車に乗車して少林寺常住院で下車し、寺院をみてから徒歩で塔林、そこから観光車に乗って武術館へ行きました。でも私の最大の目的は武術ショーを見ることだったので、真っ先にショーを見れば良かったと思いました。
なぜなら午前中に他を回って昼休みに入ると午後のショーの2時まで時間が空いてしまったので、ちょっと効率が悪かったなと思ったからです。よくわからず観光車のチケットを往復買ったんですが、塔林までなら子連れでも必要ありませんでした。
ルート2(観光車利用)寺院をしっかりみたい、時間がある人向け
入り口→観光車乗車→武術館→少林寺常住院→塔林→初祖庵→達磨洞→二祖庵
達磨が修行した場所をしっかり見に行きたい方はこのルートになると思いますが、かなり距離があるので観光車に乗ることをお勧めします。
少林寺常住院
少林寺は495年に創建された歴史ある禅宗の寺院です。2010年に世界遺産に登録されています。
いくつかの殿があり、唐代の仏像や明代の石刻、清代の木彫羅漢などを見ることができます。映画に出てきた場所も実際にあり、少林寺映画ファンや詳しい人にはたまらない場所です。
塔林
塔林は少林寺の歴代の名僧のお墓です。大きな石やレンガの塔がおよそ232立ち、林のようになっています。映画『少林寺』のロケ地でもあります。唐、宋、金、元、明、清と各時代の建築や彫刻を見ることのできる中国最大の古代塔群の一つだそうです。
さらにその奥にある初祖庵、達磨洞、二祖庵は禅宗の初祖達磨大師が修行をした場所だそうです。私は知らなかったんですが、後日河南出身の同僚に少林寺へ行ったことを伝えると「ああ、あそこは達磨がね」と言っていたので、河南人ならみんな知っていることなのかもしれません。
初祖庵までは常住院から約2キロ、達磨と弟子の像があるそうです。達磨洞は天然の岩穴で、達磨が9年間ここに籠もって修行した場所、二祖庵には絵画と伝説の井戸があるそうです。初祖庵から二祖庵までは1.5kmあります。私は子連れで時間もあまりなかったので行っていません。禅宗に興味があり、小さい子連れでない場合は行くのもありですね。
初祖庵、達磨洞、二祖庵は別にお金を払う必要があるみたいです。
ルート3 時間と体力のある人向け ショーも寺院も絶景も全部みたい方
入り口→観光車乗車→武術館→少林寺常住院→塔林→初祖庵→達磨洞→二祖庵→ロープウェイ→三皇寨
中国人旅行者の旅行記や団体ツアーの行程などを見ると少林寺と一緒に「三皇寨」に行くものが多く見られますが、三皇寨というのは嵩山Sōng shānという山の断崖絶壁のことです。
画像:携程旅行
標高1512m、少林寺の修行僧がここで修行したり武術のショーをやったこともあるそうで、絶景ということです。観光客も断崖絶壁に作られた桟道を歩いてそのスリルと壮大な景色を堪能できます。ただロープウェイに乗ったとしても最初から480段石段を歩く必要があり、恐怖の吊り橋など子供連れには絶対不向きなので、これは検討さえもしませんでした。(2023年10月時点修繕中で封鎖)
昼食を取るなら入り口にファストフードチェーンのDicosとコーヒーチェンーのラッキンコーヒーがあるのでその方がいいです。あるいは入り口に売店があるので何か軽食を購入するか、持参しておきましょう。
屋台は館内店舗より値段が高く、包装も汚れています。私は路上で65元でカンフー少年の人形セットを購入したんですが、後で行った館内店舗で30元で売っていて、包装も路上屋台より当然キレイでした(涙)
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