2023年の夏も四川省へ行ってきました。私たちは砂漠地帯に住んでいるため、緑が恋しくなり、山や森林が豊富な四川省を求めて訪れることが多いです。特に3回目の今回は成都の隣町、都江堰(Dūjiāngyàn)がメインです。
四川へ行くなら都江堰(Dūjiāngyàn)へ!
多くの人が訪れる成都も魅力的ですが、隣町の都江堰市(Dūjiāngyàn)も見どころ満載です。特に子ども連れにはうれしいスポットがたくさん!四川と言えばパンダ!ですから、都江堰でパンダに会えるスポットもご紹介します。
アクセス:成都の西北に位置し、成都から都江堰は犀浦という地下鉄の駅から都江堰駅まで高速鉄道で20分。高速バスで約1時間です。
都江堰の見どころ1:古代の水利、都江堰景区
都江堰景区は古代の水利灌漑施設として有名で、世界遺産にも登録されています。
見どころ
夜はライトアップされ、観光のピークとなります。南橋は門構えがかっこよく、このエリアは中国国家級風景名勝区です。
大きな川を囲むように老街(店が並ぶ小道)が作られています。
私たちは川沿いのこの四川料理レストランで食事をしました。
夜はライトアップされて観光のピークとなっています。
門がまえがかっこいい南橋
アクセス
ちなみに高速鉄道駅がある离堆公园駅には巨大なパンダのオブジェがあり、有名な観光スポットになっています。電車の待ち時間はここでゆったり過ごすのもありです。
都江堰の見どころ2:キョンシーの世界!幽玄な道教のお寺がある緑豊かな青城山
青城山(Qīngchéng Shān)は道教の聖地として知られ、世界遺産にも登録されています。
観光ポイント:
- 前山と後山: 前山が観光地のメインで、後山は大自然を満喫できます。
- 山頂までの登山: 1600mとそれほど高くはありませんが、すべて石段でできており、ハードな登山になります。ロープウェーもあるので、体力に自信のない方や小さい子ども連れにはおすすめです。
- 道中のサポート: 石段の途中で籠屋が待機しており、休憩やサポートを提供しています。私たちも娘を籠に乗せました。
幽玄道士、霊玄道士(来来キョンシー)の世界です。この山は霧が多く深い山で、幽玄な空気が漂っています。
山の中ほどの売店に商品を運ぶおじいさん。すごいですよね。
ロープウェーがあるんですが、ロープウェー乗り場まで入り口から1200mも歩かないといけません!ここまでも石段登りまくりでかなりハードでした。
子どもや体力のない人向けに途中の石段のところで籠屋が待機しています。
娘は靴ずれが痛いとか言っていたのもあって乗せてもらいました。子ども料金で180元。
この池の向こうがロープウェー乗り場。
この船は向こう岸へ渡るだけです。歩いても行けます。
所々お茶屋さんや食事処があります。
途中食事もし、7歳の子どもを連れてたびたび休憩しながら4時間ほどで散策できました。私たちは行きは途中からロープウェイに乗り、下りは徒歩にしましたが、下りも全て石段だったので足にかなり衝撃があり、股関節ガクガク、ふくらはぎがパンパンになって3日間ひどい筋肉痛でした。
ていうか土の道ならここまで足は痛くなりません。石段なんか敷き詰めているから余計足には悪いです!逆ルートで上りを徒歩で上がってきている人たちに何組か出会いましたが、もうゼエゼエでしたね。普段かなり運動していて足腰に自信がある人や登山慣れしている人以外は上りはロープウェイにするのが無難です。本当観光地とは思えないキツさでした・・・。
でも幽玄な深い山と歴史ある道教の寺の建物が幻想的で、素敵な場所でした!森林浴にもなったし道教の趣を知ることもでき、行く価値ありの場所です!
登山の後に温泉はいかが
青城山の麓には温泉施設があり、登山の疲れを癒すのに最適です。混浴で水着着用のため、家族連れでも安心して利用できます。
天然温泉ではないですが、山の中に露天風呂がいくつもあり、大自然の中でゆったりできます。温度もぬるめのものが多いです。食事処はありませんが、近くのホテルで食事をすることもできます。
都江堰の見どころ3:パンダを見るなら熊猫谷
四川省といえばパンダ!四川省でパンダを見られる場所は私が知っているのは、成都大熊猫繁育研究基地(成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地)、熊猫楽園、熊猫谷の3つです。成都大熊猫繁育研究基地は成都市成华区、他の2つは都江堰市にあります。
中国語でパンダは熊猫です。
私は2019年の国慶節に成都大熊猫繁育研究基地に成都市からの日帰りツアーで行きました。大型連休ということもあり人が多すぎてパンダより人の頭をみたような気がします・・・。ここはパンダとの距離が少し遠かったと覚えています。
熊猫楽園は行きませんでしたが、パンダの数もそれなりに多いようです。ここでは今回行った熊猫谷をご紹介させていただきます。
自然の中でリラックスしているパンダやレッサーパンダを間近で見ることができる穴場の熊猫谷
- アクセス: 市バス14路で簡単に行けます。タクシーも利用可能。
- 入場料: 大人は55元。子どもは130cm以下で無料。入り口でWeChatを使って簡単にチケット購入が可能です。(2023年情報)
- 見どころ: 敷地は広くはないので2時間程度で回れます。自然に近い状態でリラックスしているパンダを間近で見ることができるので、写真もきれいに撮れます。レッサーパンダもとてもかわいらしいです。
熊猫谷の敷地はさほど広くなく、2時間ほどで回れました。
レッサーパンダは一番奥にいます。
山の中に作られていて、大自然で極めて自然に近い状態でリラックスしているパンダやレッサーパンダを見ることができます。柵は大人の胸くらいの高さのものがあるだけで、動物園のようなガラスもなく、かなり近くで動物を見ることができます。写真もきれいに撮れます。数は多くありません。
赤ちゃんパンダはいなかったので、赤ちゃんや子パンダを見たい方はジャイアントパンダ繁殖研究基地へ行った方いいです。あそこは飼育数も多く、子パンダもいます。
美しい山の自然で、パンダ以外にも目の保養になります。新鮮な木々の空気が気持ちよかったです。
入り口付近には食事ができる店もいくつかあり、パンダやレッサーパンダのぬいぐるみなどを売る土産物屋がずらっと並んでいます。
これは市バスの中。成都や都江堰は街中パンダだらけです。パンダが夢に出てきそうです。そのためか、娘はパンダよりレッサーパンダが可愛いと言ってレッサーのぬいぐるみを購入しました(笑)。
人でごった返していて敷地も広く歩き疲れる繁殖基地より、小さい子連れならこっちの方がのんびり簡単にまわれていいと私は思いました!
都江堰の見どころ4:ノリノリの波のプールが楽しい融创水世界
観光名所ではないですが、都江堰市内にある室内プール「融创水世界」もおすすめです。
設備とアクティビティ
- 波のプール、流れるプール、スライダーなど多様なアクティビティが楽しめます。
- 2階には温泉エリアがあり、冷えた体を温めることができます。
- カフェテリアもあり、食事や休憩が可能です。
アクセス
波のプールで波が出る時間になると、大音量のクラブミュージックがかかり、ステージでお姉さんたちが踊ります。日本にはないこのノリがめちゃくちゃ楽しいんです!さらにタイの民族舞踊ショーや水上ジェットショーがあったりします。
他にも専用の浮き輪に乗って流される流れるプール、子供用のスライダーなどがあるプレイプール、120cm以上または130cm以上からの各種スライダーがあります。
2階には温泉エリアがあり、冷えた体を温めることができます。カフェテリアも4つほどあって食事や休憩もできます。
水着、サンダル、タオル、携帯カバーは持参必須です。売店でも売っています。日焼けの心配のない屋内ですが、天井が高くて開放感があり、水も清潔です。
都会や日本から旅行に来られる場合も観光地巡りだと10歳以下の子どもは退屈して不満を言ったりすると思うので、観光の合間にこうした子どもが楽しめる遊び場に連れて行くことも必要ですよね!
不思議の国のアリスがテーマの遊園地:成都融创乐园
隣には遊園地もあります。不思議の国のアリスがテーマのようだけど中華テイストも満載のこの遊園地です。
帰る直前に”走るアルパカ”にぶっ飛ばされて顔を怪我しました・・・。閉園時間より1時間早く動物コーナーの動物たちは帰宅(それもお客さんがいる園内を普通に走って宿舎へ戻るという・・・)ので、夜までいる場合は周囲に注意しましょう・・・。
まとめ
都江堰(Dūjiāngyàn)は、子ども連れの家族旅行に最適なスポットがたくさんあります。緑豊かな自然や歴史的な寺院、リラックスできる温泉、楽しいアクティビティが満載です。特にパンダに会いたいなら、都江堰は外せません。ぜひ次の旅行先に検討してみてください!
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