今回はWestern Unionを使ってコンビニ支払いで海外送金した経験をシェアしたいと思います。わたしは13年海外在住ですが、海外送金を利用した経験は少なく、数年前は楽天銀行の送金しか使ったことがありませんでした。
海外在住者で使っている人が多いWiseも検討しましたが、今回はマレーシアの受取人がいつも使っているというWestern Union（ウエスタン・ユニオン）を初めて使って、あまりに簡単でスピーディーだったのでステップを解説します。
Western Unionコンビニから海外送金するステップ
ウエスタンユニオンに登録する
まず、初めて利用する場合の登録のステップを解説します。
すでに登録済みでコンビニ支払いの詳細だけ読みたい方はコンビニで支払いをする方法へ飛んでください。
１、メールアドレスとパスワードを入力
まず、Western Unionのサイトもしくはアプリにアクセスし、「Western Unionに無料で登録」ページにメールアドレスと任意のパスワードを作成して「今すぐ参加」をクリックします。
２、送金関連の概要を入力
次に送金予定の国や資金源などを入力します。
３、個人情報を入力
次に自分の個人情報を入力します。
４、身分証明書をアップロード
次に身分証のアップロードが必要ですが、2024年現在、方法に関係なく、日本人が海外送金するためにはマイナンバーの登録が必須となっています。
マイナンバーカードがあればその１点の撮影のみでOKで、ない場合はパスポートまたは運転免許証に加えて、緑色のマイナンバー通知カードかマイナンバー情報を記載された住民票が必要です。
マイナンバーカードを表示された枠内に入れて撮影するだけ、非常に簡単です！
海外在住でマイナンバーカードがない。どうする?!
ここで、海外在住者の場合問題が発生します。
これまで、海外在住者がマイナンバーカードを保持することが制度上できませんでした。日本でマイナンバーを取得していても、国外転出届を出す際にマイナンバーカードを返納する必要がありました。実際、わたしは2019年に中国へ出国した際に市役所でマイナンバーカードに「出国届により返納済」と押されました。
なので日本に住民票がない海外在住者の場合はマイナンバーなしでアカウント開設できたりしていたようですが、2024年5月27日から海外在住でもマイナンバーを保持できるようになりました。
令和6年5月27日から、国外転出後もマイナンバーカードを継続して利用できることになりました。また、現在マイナンバーカードを持っていない国外在住者（2015年10月5日以降に国外転出をしている方に限る。）も国外転出向けマイナンバーカードを在外公館窓口等で申請することが可能になります。
わたしは今回中国からベトナムへ居住国を変更する手続きで1ヶ月以上日本に滞在するため、日本に一時的に住民票を戻しました。
転入届を出した際に市役所でマイナンバーカードのことも聞きましたがまた近々出国予定があるなら、居住国の在外公館で海外在住者用のカードを申請した方がいいと言われ、日本で手続きするのはやめました。
というわけで、今回緊急でマレーシアに送金する必要ができたのですが、マイナンバーがないため、父のマイナンバーカードで父親名義でウエスタンユニオンの登録をさせてもらいました。
ベトナム移住後に在外公館で自分のマイナンバーを取得する予定です。
５、顔の撮影
次に顔を自撮りで撮影します。枠内に顔を入れて指示通りに撮影するだけです。携帯アプリでする人が多いと思いますが、わたしは今回パソコンで撮影したので手で持つ必要がなく、安定して撮影できたので一発OKでした（父の顔ですが）
Wiseの場合は画面に表示される４桁の番号を紙に書いて手で顔の横に持ちながら撮影しなければならないのですが、ウエスタンユニオンは顔だけでOKでした。
６、最大3時間、本人確認を待つ
写真のアップロードが完了したら、「身分証確認に最大3時間かかります」と表示されます。
たったの3時間です！前回Wiseで登録しようとした時は数日かかったので、ウエスタンユニオンは驚異のスピードですね！
７、送金手続き開始
本人確認が完了したら、登録したらメールアドレスに「おめでとうございます！本人確認できました」と送られてきます。
そうしたら「送金開始」をクリックして受け取り国や送金方法を選択します。
ウエスタンユニオンの送金と受取方法
ウエスタンユニオンでは、受け取り方法に銀行口座だけでなく、現金受け取りや国によってはewalletも選択できます。現金受け取りは、受取人がウエスタンユニオンの取扱店の窓口に行って受け取る方法です。
送金方法は、コンビニ支払いと銀行振り込みから選べます。
コンビニ支払いができるなんてすごく便利じゃないですか！わたしのように臨時に親の名義を借りて送金する場合も親の口座を使うことなく自分で支払いできましたし、海外在住で日本の銀行口座がない状態で一時帰国している場合にも送金することができます。
受取人の情報は、相手が現金受取りを選んだ場合は、フルネームと市までの住所だけです！電話番号は任意となっていました。
コンビニで支払いをする方法
８、コンビニ支払いを選択した場合は、ローソンで支払いをします。
Loppiの端末で「各種番号をお持ちの方」を選択し、ウエスタンユニオンから来るメールに表示されている「参照番号」と「確認番号」を入力して、出力されたレシートを持ってレジで支払いをします。
現金でのみ支払いが可能です！
９、支払い完了後すぐに受取人は受け取り可能になる
支払いが完了すると、すぐにメールに「受取人様は受け取りが可能になりました」と送られてきます。送金に数日どころか、秒です‼︎
領収書はメールで送られるので、受取人に送ります。現金受け取りには政府発行の写真付き身分証と送金管理番号（MTCN）が必要です。
この送金管理番号で送金の追跡ができますし、受け取りが成功した場合はメールでも送られてきます。
5万円の送金で手数料は1850円でした。Wiseに比べると手数料は高いようです。
さらに為替レートによって手数料も変動します。
| 振込金額 | 49,738.00 JPY |
| 振込手数料 | + 1,850.00 JPY |
| 合計 | 51,588.00 JPY |
| 為替レート* | 1 JPY = 0.0301585 MYR |
ウエスタンユニオン コンビニ送金の注意点
✔︎コンビニ送金の限度額は1回30万円
✔︎コンビニ支払いは現金のみ可能
結論：急ぎの場合はウエスタンユニオンが圧勝！
手数料の安さなどでWiseを利用している人が多いようですが、本人確認と送金スピードの速さではウエスタンユニオンが圧勝でした！
ウエスタンユニオンのメリット
とにかく早いので、緊急の場合や銀行口座もクレジットもない場合に第一選択にできると思います！
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