子育て中の人にとって、子どもの学校の夏休み冬休みは仕事の数倍疲れる恐怖の期間ですよね(苦笑)日本の学校なら最難関は夏休みだけですが、中国の学校に子どもを入れている場合はなんと冬休みも同じくらい長いのです!日本人学校に入れているなどで休暇制度が日本と同じ場合でも、慣れない外国で一体何すればいいの?とお悩みの方は多いと思います。
・海外育児している人って長期休み一体何しているの?
・子どもと過ごす1ヶ月半、夫は仕事で完全ワンオペ。できるだけ私が疲れずに子供にとって有意義な時間にしてあげたい!
・中国に来て友達もそんなにいないし頼れる家族もいない。長期休み孤独すぎてやばい。
中国の学校は夏休み冬休み共に1ヶ月半ほどある
中国の学校は2学期制で、夏休みと冬休みがそれぞれ1ヶ月半ほどあります。
(日本人学校は別)
幼稚園小学校も私の勤める大学も同じくらいの休み期間で、それこそシングルマザーの私にとって願ったり叶ったりの仕事環境!
しかしこの長期休み、中国人は相手をしてくれません。学生はみんな故郷に帰り、教師たちもほぼほぼ帰省し、地元の人も家族と過ごす。数少ないママ友は、教師ではないので普通に仕事がある。
子どもたちは祖父母の家に預けられていたりします。
長い長い休みの期間、外国人の遊び相手になってくれる人はほぼいないのです。だから外国人教師たちはコロナ封鎖期間以外は帰国したり、別の国に旅行に行ったりして休みを過ごしています。
なんせ1ヶ月半から2ヶ月もあるのだから、国内旅行1週間したくらいでは暇をつぶせません。中国の文化は「家族最優先」。だからこの国に家族がいない外国人は休暇中、居場所がないのです。中国在住外国人教師は長期休み、孤独になりがちです。
そんな長期休みをどう過ごしているかご紹介します!
母子での長期休みの過ごし方その1:日本人の知人友人と遊ぶ
2021年の冬休みは省内に住む日本人の知人宅に2週間ほども泊めてもらい、その家のハーフの子どもとうちの娘が1才差なのでみんなで楽しく遊びました。
中国人の奥様は博士課程の勉強で忙しかったので、日本人の旦那さんと子どもと4人でいろいろなところへお出かけしました。食事も母子2人では行きにくい焼肉や大皿の中華料理屋さんなどへ行くことができ、子どももとても楽しそうで良かったです。
残りの日々は家で切り絵をしたり、人形ごっこをしたり、テレビを見たり、田舎町の唯一の繁華街をブラブラしたり暖かい日は公園で遊んだりして過ごしました。
母子での長期休みの過ごし方その2:中国国内長期旅行
2021年の夏休みと2022年の冬休みと夏休み、2023年の夏休みは母子2人で国内旅行に行きました。正確には2021年の夏休みは隣の省で娘をシュタイナー幼稚園のサマーキャンプに参加させる予定でした。
それが到着日の朝に、前日市内でコロナ陽性が出たと中止になり、仕方なくその街で遊んで過ごしたのでした。キャンプは冬に持ち越しになりましたが、冬はウインターキャンプの開催はされませんでした。幻のシュタイナー 体験・・・(涙)
田舎町で子どもと2人引きこもって過ごすのは耐えられないので、中国国内の都会で過ごすことにしました。民泊に滞在し、田舎にない日本料理やマクドナルドを食べたり、賑やかな春節のイベントを見に行けたりして、とてもよかったです。
(2022年夏、北京で遊覧船に乗船)
(2022年冬、重慶の日本料理店の高級寿司)
そのようにして夏休みの成都3週間と北京10日間、青海省四川省1ヶ月、冬休みの重慶3週間を過ごしました。かなりの出費になりますが大学から飛行機代は出してもらうことができました。2023年現在は帰国か国内旅行に関わらず1年で15000元の休暇費用をくれるのでそれを当てることもできます。
私たちは母子2人で長い休みを過ごさなければなりませんし居住地がマックもスタバも日本料理屋もない田舎なので帰国しなくても中国の都市で美味しい食事や豊富な遊び場を満喫できることは非常に有意義なことです。だけど、やっぱり孤独は孤独で、そして私は疲れます。
ちなみに冬休みを過ごすのに超おすすめの場所は重慶です!重慶は中国三大火鍋地域の1つで夏は暑すぎておすすめできませんが、冬はいい感じです。中国の伝統的な春節行事をたくさん体験できる上に日本式の温泉もあるので日本人には本当におすすめ。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
中国国内長期旅行では民泊に滞在
(重慶のお気に入りの民泊)
中国ではホテルは外国人が泊まれないところがあります。聞いた話では、3つ星以下は外国人は泊まれないとか。そうすると2週間以上の長期滞在でホテルはやはり割高なので私は民泊を利用しました。
それにゼロコロナ政策の間、ホテルは中国に住んでいたとしても外国人というだけで陰性証明を要求されたり厳しかったので。
民泊の予約には”Airbnb” を利用していましたが、2022年7月30日で中国から撤退してしまいました。それで、8月以降の予約はエアビが使えないのでオーナーから”美团“や”途家民宿“を使って欲しいと言われました。掲載されている宿は大体同じようです。
民泊にも外国人お断りのところがあります。
部屋紹介ページに仅限大陆旅客や仅限所持大陆身份证、不接受外宾などと書いてあれば外国人お断りです。書いていなくても、念のためまずオーナーに「请问你们接受外宾吗?(外籍客人)」などとメッセージを送って外国人受け入れ可能かどうかを確認した方がいいです。
ページにお断りの記載がなくてもこのようにメッセージを送ったところ断られた宿が
いくつもありました。
そのため私はまず宿泊予定日と地域で検索条件に「外宾」という項目があれば必ずチェックして
外国人お断りの宿を外して検索し検索条件にない場合も気に入った宿が見つかれば
まずそこを確認してお気に入り登録するようにしています。こればかりはどうにもならないので。
それにオーナーにメッセージを送るとその返信のスピードと対応でオーナーの人柄や接客態度がある程度分かりますので宿選びの参考にできます。
私の場合は返信の感じから外国人だのPCRだの細かいことをあまり気にしていない印象を受ける人の宿を選ぶようにしています。返信が早い人は、予約後に何かあった時や宿に向かっていて道に迷ったり困ったことがあった時の対応も早いです。
中国語ができない人は英語対応可能と書いてあるオーナーの宿を選ぶ方がいいですね。
私は快適に滞在したいので大体1泊300元〜500元くらいの綺麗で広めの部屋を
選んでいます。一度250元くらいの民泊に泊まりましたが狭い部屋でベッドがじめっとしていて匂うし日当たりが悪く、オーナーもバタバタしていて不快になり、連泊の予定だったのをキャンセルして別の宿に移ったことがあります。
子連れの長期滞在なので部屋の快適さは重要。長期滞在だからこそ毎日朝から晩まで外出している
わけではなく、部屋に滞在する時間も長くなるのであまりに安いところは選ばず許容範囲の価格できれいでオーナーの対応がいいところを選んでいます。
ホテルや民泊予約についてはこちらの記事をご覧ください。
中国でのホテル・民泊の選び方 外国人が泊まれない宿に注意!
母子での長期休みの過ごし方その3:長期休暇開講の集中トレーニングに参加
2022年の夏休みは、娘が幼稚園を卒園し、小学校入学を控える時期でした。
幼稚園から卒園時に夏季集中講座の紹介がいくつかあったので友人親子と一緒に水泳教室に参加させました。2週間の間、週5日1日90分。場所は幼稚園内に新規開設された専用の屋内プールでした。1日の間に短時間でも習い事があると生活にメリハリが出ます。
他には5月から行っているショッピングモール内の体操教室に週に2回通っていました。他にも民族舞踊やインラインスケートの体験教室に行ったりもしました。
地元の人は長期休暇には子どもにこのような集中講座を受けさせて、あとは数日間から1週間程度国内旅行や帰省をする人が多いみたいです。
コロナ禍になってから中止されていましたがサマーキャンプやウインターキャンプにも参加させたかったです。英語やアウトドア体験系などコロナ前は色々あったようです。
また復活するといいのですが。
母子での長期休みの過ごし方その4:一時帰国
2023年になる冬休みは2年ぶりに一時帰国しました。
入出国のコロナ政策がかなり緩くなったことと大混乱の12月の中国で冬休みの開始が例年より1ヶ月も早くなり私も子供もオンライン授業が続いていたことから帰国を決めました。
2020年1月の一時帰国から10ヶ月間日本に閉じ込められて10月に中国に戻ったとき、もう5年は帰れない覚悟をしていましたが思いの外早くまた帰国できたな、という印象です。
帰国中は子どもと友人に会ったり遊びに行くためにホテルに滞在したりもしましたが基本的には私の両親の家に滞在しています。
バイリンガル育児をしている場合は帰国中は子どもの日本語力向上のチャンス!娘は4歳の時に日本にいて一気にひらがなカタカナの読み書きをマスターしました。
・日本食食べまくり&洋服など買いまくり
・日本料理の食材や調味料などを買い込む
・中国から見られない映画やドラマを見まくる
・日本語の本、教材の購入
・小学生以上なら子どもの体験入学
・習い事の集中講座に参加させる(水泳など)
・各種手続き
・現地校の宿題も忘れずに!
母子での長期休みの過ごし方その5:中国から海外旅行
これはまだ娘と2人ではやったことがないのですが娘ももう小学生になり、世界はコロナ政策をやめている国が多いのでマスク民族と化した窮屈な日本より、ノーマスクで気持ちよく旅行できる
他の国に滞在するのもいいなあ、と前回の日本滞在で強く思いました。
中国からならシンガポールやタイなどの東南アジアが行きやすいですね。娘が英語を習い始めたらバリ島でサマーキャンプもやってみたいと思ってます!
以上、子どもと過ごす中国での長い休み、大人もリフレッシュできて子どもにとって有意義なものにしたいですね!
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